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肝胆膵外科センター

肝胆膵外科とは

当院消化器外科では、肝胆膵疾患に対しより専門的な治療をするために2016年4月に肝胆膵外科センターを設立しました。
肝胆膵外科は肝臓、胆管、胆嚢、膵臓、十二指腸などに発生する病変(主にがん)の外科治療を専門とする科です。
肝胆膵外科が担当する手術は、肝切除や膵切除を必要とすることがほとんどで、手術時間も長くなります。
肝胆膵外科センターにおいては内科肝臓専門医、肝膵専門医、放射線治療専門医、画像診断医と協力し高度な治療を行っています。
切除術式は患者さんの全身状態と術前の超音波内視鏡、CT、MRI等の最新の画像診断を総合カンファレンスで詳細に検討し、患者さんにとって過大侵襲にならないように、また、取り残しのないよう根治性を十分に考慮した最適な術式を選択しています。

担当医師

  • 平井 優

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治療内容について

手術内容は最近の傾向とし炎症性疾患の急性胆石胆嚢炎症例とともに、膵癌、胆嚢癌、胆管癌、肝臓癌等の悪性疾患(がん)手術が増加しています。
大きな手術が多く、手術時間も長くなり、術前の病態も肝硬変や黄疸等を合併することがあり、広範囲の肝臓切除、膵切除、切除後の腸管再建など高度な手術手技や複雑な術前・術後管理が必要になります。
閉塞した胆管に対する十分な胆管ドレナージや門脈塞栓などの術前管理や肺炎予防のための歯科口腔外科医による口腔ケアを徹底させることで、ご来院いただいてから、お待たせしないよう手術日程を調整し、早期に根治性を考慮した安全な手術が行えるようにしています。
術後は術式に応じた術後管理を徹底させ患者さんの早期の回復を図ります。
また、摘出した臓器の病理結果をもとに、術式が患者さんにとって、最適であったかを再検討し今後の治療にフィードバックしています。

 

早期退院のために

手術後は病棟看護師やリハビリの理学療法士、経済的問題や退院後の生活に関する問題について相談させていただく総合相談センタースタッフが患者さんやご家族の精神的支援や早期退院のためのお手伝いをいたします。

 

対象疾患

肝細胞癌、胆管癌、転移性肝癌、胆嚢癌、胆嚢管癌、膵癌、十二指腸乳頭部癌、巨大肝血管腫、巨大肝嚢胞、肝内結石、胆石胆嚢炎など

 

実績

※表は左右にスクロールできます

肝胆膵外科手術件数
  2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
胆石症など
良性疾患
48 71 69 85 102 81 82 84 78 93 70 99
肝切除を伴う
悪性疾患
17 13 17 21 15 23 19 19 6 6 2 12
膵切除を伴う
悪性疾患
6 1 17 18 8 10 14 14 9 14 16 9
統計 71 85 103 124 125 114 115 117 93 113 88 120